意見広告
清閑亭の利活用について、小田原別邸料理清閑亭より地域・市民の皆様へ

2024年3月25日、小田原別邸料理清閑亭をオープンいたしました。小田原市所有の国登録有形文化財を利活用し、貴重な建築物とそこで紡がれた歴史を、旬の地の食材を使用し、小田原ならではの食の文化を発信しながら、持続可能なかたちで未来へと繋いでまいります。当店の開業に際し、疑問や質問を発信している団体等がありますので、あらためて地域の皆様にご説明させていただきます。

■民間提案制度への応募について

食を通じて小田原ならではの文化を発信し、未来に残したいという思いで応募しました。なお、別邸文化の更なる周知と地域経済の好循環に寄与してまいります。

■みんなで登録有形文化財の清閑亭を守るために

清閑亭は年間２万人以上が利用していた施設です。小田原別邸料理清閑亭では、「施設保全協力金」として550円をいただき、施設保全に充てる予定です。また蔵カフェや2階のワークショップ、1階のお土産売場など、気軽にお立ち寄りいただけるスペースを完備しました。

■近隣への配慮

飲食店となることから、施設からの音や匂いについては、消音装置を設置するなど、できる限りの配慮を実施しております。また、新たに設置した看板についても、市と協議した上で、安全性にも配慮し、設置しております。

■施設の賃料について

賃料は、市の規定にのっとり算出されたものです。なお、賃料は庭園や建物の維持費用に充てられると聞いております。

■未許可営業について

飲食店の営業許可を得る(3月4日)より前に、ご招待による「お披露目会」を開きましたが、小田原保健福祉事務所より未許可営業と判断され厳重注意を受けました。厳重注意を真摯に受け止め、また混乱をお招きしたことを深くお詫び申し上げます。同事務所との話し合いの結果、悪意が無く、営業中の問題もなかったことから、改善の意思が見られるとしてそれ以上の処分はございませんでした。現在、営業許可をいただき正常に営業しております。

■賃貸借契約締結前の工事について

小田原市と当社で締結しておりました基本合意書（覚書）に基づき、賃貸借契約締結前の増築工事、内装工事、試運転営業を実施しました。

■文化財、史跡の保護について

小田原市を通して文化庁と協議し、その指導のもと増築部分である調理棟などの工事を進めました。更に母屋(清閑亭)と調理棟を分け、防火構造で建設予定でしたが「準耐火構造」まで引き上げ、もしもの事態に備えております。また、外壁の色や形状を母屋に模する事により、出来る限り景観の違和感を軽減しております。