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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2026.07.04

第38代小田原林青会の会長に就任した 山下 将広さん 湯河原町土肥在住 41歳

  • 山下 将広さん (写真1)

木の魅力真っすぐに届け

 ○…県西エリアの木材業・林業の若手たちが集う「小田原林青会」。コロナ禍により縮小されていたイベント出店や、学校での木工体験教室などの活動を再び活性化させようと意気込む。「メンバーは先輩ばかり。だからこそ、年齢に関係なくフラットに意見を言い合える温かい雰囲気を作りたい」。7年間会長を務めた前任からのバトンを受け取り、地域で木に触れる接点を増やす活動を充実させるため奔走する。

 ○…湯河原町出身。幼い頃から家業の「大石屋材木店」で、木材に触れて育った。大学卒業後は他業種で営業などを経験したが、33歳のときに「自己責任だがやった分だけ返ってくる」自営業の世界で挑戦しようと家業へ。1本も同じ木はない自然を相手にする難しさを感じる一方、「お客さまの庭木など、思い入れのある木を形に変えて喜ばれることがうれしい」とやりがいを語る。

 ○…リフレッシュになるのは家族と過ごす時間。子どもの習い事も増え、全員が揃う夕食の時間が何より心休まる貴重なひとときだ。休日は、3人の子どもたちが自転車に乗る姿を一歩離れた場所から見守り、危ない場面があればすかさず安全ルールを教え込む「教官」となる。そうした姿から「真面目とよく言われる」性格は、寸法などの精密さが求められる仕事にも生かされている。

 ○…2028年に小田原市と南足柄市で開催され、皇族も参加される「全国育樹祭」は、業界をアピールする絶好の機会。「会として何かしらの形で役に立ちたい。業界やこの仕事の認知度を高めて組合を強化し、次世代を担う子どもたちが『地元で材木屋をやりたい』と思える夢のある世界にしたい」。志を共にする仲間と、林業の未来を見据えている。

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