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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2024.09.21

特殊詐欺
件数・被害額ともに増加
SNS詐欺にも要注意

 全国的に被害が後を絶たない「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」などに代表される特殊詐欺。小田原警察署管内の認知件数は、今年8月末までで23件、被害額は約3650万円と、昨年と比較してともに増加傾向にある(暫定値)。

 同署によると、最多は「オレオレ詐欺」の13件で、身内になりすまし緊急事態を装い金銭をだまし取るのが目的だ。被害者は60代〜80代が大半を占めている。同署は「手口を知っていても被害に遭う事例もある。『自分はだまされない』と思わないことが大事」と注意喚起する。

 被害防止の第一歩は、犯人からの電話に出ないこと。「常時、留守番電話に設定や迷惑電話防止機能付きの電話機の設置が有効」と話す。また、自宅に現金を置かないことも防止策。「強盗事件につながる事例もある。安易に現金を置かないで」と呼び掛けた。

 またSNS上で投資を持ちかけたり、恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る詐欺も多発。同署では「手口は日々変化している。知らない相手の話に乗らないように」と注意を指摘した。

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