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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2025.10.04

花と書と香りの融合
湯河原で作品展 14日まで

  • 来場を呼び掛ける久保京子さん(左)

 湯河原リトリート円荘(宮上542の1)内のギャラリーで、作品展「TATANAHARU2025 日々たおやか」が開催されている。会期は10月14日(火)まで。

 「たたなはる」とは、風景や人の思いが重なり合うことを意味する大和言葉。本展ではこの言葉を体現するよう、創作家の久保京子さんが撮影した花の写真と、美術家の春陽さんが描いた「香」を表す書を重ね合わせた約15点の作品が展示されている。

 作品は厚手の竹和紙にプリントされた久保さんの写真の上に、薄手の美濃和紙に書かれた春陽さんの書を重ねるという手法で制作。写真と書が融合し、たおやかで独特なやさしさと美しさが引き出されている。さらに作品をイメージして調合されたエッセンシャルオイルが会場に広がり、嗅覚からも体感できる展示となっている。

 作品展は2020年の東京開催を皮切りに全国を巡回してきたが、湯河原での展示は今回が初。久保さんは「町の雰囲気や建物の雰囲気が作品にぴったり合う」と語る。

 入場無料で期間中の金、土、日曜日の午後3時〜7時に鑑賞可。

 (問)HAPTICS福島【電話】090・7271・1485

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