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公開日:2026.08.01
クビアカツヤカミキリ 小田原市曽我地区で確認相次ぐ ウメ園地で緊急一斉防除
ウメの木に深刻な被害をもたらす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の確認が、小田原市曽我地区のウメ園地で相次いでいる。市や県農業技術センターなどは7月24日、生産者ら向けの緊急対策説明会を梅の里センター(曽我別所)で開催。被害の発生状況や薬剤散布による緊急一斉防除について説明を受けた生産者らは、一様に不安そうな表情を浮かべた。
クビアカツヤカミキリはウメやサクラなどの樹木に産卵し、幼虫が樹木内部を食害して枯死させる害虫。県によると、国内では19都府県で発生が確認されており、市内では6月16日、栄町の住宅地で成虫1匹が初めて確認された。
7月10日には、曽我別所のウメ園地で成虫が見つかったと通報があった。市と県の調査によると、23日までに見つかった成虫は20匹を超え、10本以上の樹木で幼虫の糞と木くずが混ざったフラスが見られたという。
24日夜の説明会には、ウメ生産者ら約150人が参加。出席した小田原市の武井好博副市長は「クビアカツヤカミキリの発生は農業だけでなく、地域の文化や景観にも関わる重大な問題」と危機感をあらわにした。
藤沢市で根絶例も
説明会では、同センターの担当者が防除方法などについて説明。動きが素早く生命力が強いため、飛び立つ前に足で踏みつぶすなどして捕殺し、木の穴に潜む幼虫は針金などでかき出すほか、薬剤を注入する駆除方法を伝えた。
被害が進行した樹木は伐採するのが効果的で、2021年に藤沢市内の施設で成虫が確認された際、被害を受けたサクラを伐採したことでその後は発生に至っていないという根絶例もある。
市の担当者は薬剤による一斉防除について、「現時点で最も実効性の高い方法と判断した。産地を守るため、力を合わせて行っていくことが大切」と協力を呼び掛けた。一方で、参加者からは薬剤の使用を不安視する声も挙がった。
代々ウメの栽培を行う曽我谷津在住の男性(65)は「これほど多くの人が参加したということは、それだけ曽我のウメを守りたい思いが強いということ」と話した。
一斉防除は8月2日まで実施される見通し。
クビアカツヤカミキリを見つけた際の問い合わせは市環境保護課【電話】0465・33・1359。
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