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公開日:2026.08.29

小田原高校金原教諭 愛弟子と「最後」のインターハイ 少林寺拳法、審判務め30年

  • 金原教諭(左)と榎本さん

    金原教諭(左)と榎本さん

 小田原高校少林寺拳法部顧問の金原史忠教諭が、今夏のインターハイで審判を務めた。今年で70歳を迎え年齢規定により同大会での審判業務は最後となったが、大舞台で躍動する選手らに負けじと競技を裁いた。

 約30年間、少林寺拳法の大会で審判を務めてきた金原教諭。頂点を目指す選手らの熱戦を、誰よりも近い場所で見届けてきた。

 高校生の頃に少林寺拳法と出会い、強さではなく「人づくりに重きを置く理念」に魅せられた。半世紀にわたり競技に携わり、赴任先の学校で次々と部を創設するなど競技の普及にも力を注いだ。指導者として全国に送り出した選手は200人以上に上り、同校統合前の小田原城内高校では、80人以上の部員を抱えたことも。「教室に生徒が入らなくて、廊下で指導することも多かった」と当時を振り返る。

 今大会は愛弟子の榎本圭道さん(3年)が、小田原高校から9年ぶりとなる全国の舞台に臨んだ。大会期間中は審判として接するためコミュニケーションはとれなかったが「教えられることは全て教えた」と、胸を張って高校最後の全国大会に送り出した。

 結果は予選敗退だったが「指導したところもよくできていて、上手く出し切れた試合だった」と、共に舞台に立てたことが誇らしかった。榎本さんも「先生と最後の出場がかないうれしかった。皆に支えられていると感じた3年間だった」と充実感をにじませた。

 「教えるのは4割、後の6割は自分で考えることが必要」と、自主性を重んじる指導がモットーという金原教諭。自身も「車いすに乗ってでも審判をしたい」と、生涯現役を貫くつもりだ。

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