神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2015年7月18日 エリアトップへ

南足柄市郷土資料館 800点のカメラ展 構想3年、収集家と出会い実現

文化

公開:2015年7月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
右から笠間館長、小寺さん、大塚さん
右から笠間館長、小寺さん、大塚さん

 大正から昭和、平成にかけて国内外で製造されたカメラ約800点を展示する企画展『昭和を写したカメラたち』が、今日18日から南足柄市郷土資料館(笠間吉高館長)で始まる。いずれも個人所蔵のカメラで専門誌のバックナンバーなども揃えた。企画展は8月30日まで。

 郷土資料館の笠間館長(61)が構想3年で実現させたのが今回の「カメラ展」。所せましと並ぶ約800点は相模原市中央区に住むコレクター大塚由五郎さん(68)が30年かけて集めた約3千点の一部。知人で厚木市中町の小寺政光さん(77)も20点余りを出品する。

 富士フイルムの企業城下町として発展した南足柄市の特徴を活かし、笠間館長は郷土資料館での「カメラ展」の構想を温めていた。 昨年秋に清川村の「宮ヶ瀬水の郷観光案内所」で大塚さんが個人展を開催していることを知り宮ケ瀬に足を運び、大塚さんに南足柄での開催を打診した。「多くの人に見てもらいたい」とかねてから考えていた大塚さんもこれを快諾して、今回の企画展開催に向けた準備が始まった。

 「子どもの頃からカメラに興味があった」と話す大塚さんは30代になると本格的に収集を始め、骨董店やリサイクル店などに通った。「カメラ博物館を作る夢もあったが現実には難しく断念した」とも話す。

 集めたカメラは大正から昭和にかけて製造された木製カメラや蛇腹カメラ、ボックスハンドカメラ、バルナックカメラ、マニュアル一眼レフや二眼レフ、ポラロイドカメラ、携帯電話のカメラにまで至る。

 笠間館長は「当時欲しかったり、憧れたりしたカメラと出会い、昔話に花を咲かせてほしい」と観覧を呼び掛けている。

 この企画展のために笠間館長が3年がかりで収集した地域のパネル写真約50点と、市内のカメラ店で使用されていた富士フイルムのノボリや包装紙なども「敬意をこめて」展示した。  入館料大人400円(小人200円)。午前9時から午後4時半。期間中は月曜・7月21・22日休館。

 問い合わせは南足柄市郷土資料館【電話】0465・73・4570へ。

すべて現役のカメラだという
すべて現役のカメラだという

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook