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足柄 人物風土記

公開日:2018.02.10

みらい映画館まつだを企画した
根本 佐和子さん
松田町寄在住 41歳

できることは自分で

 ○…みんなで映画を観てしばし語らう―。これを目的に自主上映会「みらい映画館まつだ」を企画。1月に第1回目を開催した。2月17日には第2回の上映を控える。1年前、ロウバイまつりに合わせ自宅で開いた上映会に手ごたえを感じ、配給会社が「社会の課題」をテーマに世界中から集めた作品の中から毎月1本を選び上映することにした。「子どもとの時間も大切だけど、これは今やるべきことだと思った」。その輪はすぐに広がった。

 ○…山岳ガイドの夫と二人で散歩した寄で築百年の古民家を見つけた。調べあてた家主を訪ね、「借りたい」と申し込み借り受けた。暮らしの理想は「オフグリッド」。だから家にはガスがない。廃缶で作ったロケットストーブで煮炊きし、服は洗濯板で洗う。ヤギとニワトリ、ウズラ、ウサギを飼い自家菜園で野菜をつくる。昨年は家主から預かった休耕田を復活させ、初めて米を作った。「田んぼの経験なんて全くない」。それでも何とかなった。

 ○…「自分たちでできることは自分たちでやる」。そんな暮らしを夫と息子の3人で送る。運転免許はないが、暮らす上で不便は感じていない。むしろ「生きていく事は意外とシンプル」と感じている。そう感じさせてくれたのが「相方」と呼ぶ夫の存在だ。都内のフォトスタジオで知り合い同棲を始め、渋谷から四谷へ引っ越し、茅ヶ崎を経て松田町の町中に移住した。山に近くて交通至便なのが移住の決め手だった。

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