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109年前の酵母から醸した新商品「純米吟醸 S.tokyo」の開発を担当した 鍵和田 亮(あきら)さん 松田町松田惣領在住 32歳

掲載号:2018年11月17日号

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日々勉強、そして日々成長

 ○…先ごろ発売された新商品『S・tokyo』。「3日間でほぼ完売になりました」とその反響ぶりに驚く。「追加注文してくれても対応できずで」と嬉しい悲鳴。新商品の酵母は、109年前に酒母から分離された清酒酵母。保存されていた母校の東京農大の協力を得て商品化した。「東京五輪を控え、神奈川の地酒を国内外にアピールする機会と考え開発に取り組んだ。菌株番号などで数々の縁を感じながら出来た酒」とその思いを語る。

 ○…1825年(文政8年)創業、中沢酒造の専務で11代目。自らが担当した新商品は、2012年に松田山の河津桜の花から酵母を取り醸した特別純米酒・亮(りょう)に続いて2銘柄目。まつだ桜まつりに合わせて限定販売される“亮”は、「特徴的な酒を造り地域貢献したい」と最初に手掛けた。町を知ってもらいたいと町内外にPRする。

 ○…松田小から中高は玉川学園に進んだ。東京農大では醸造科学科へ。趣味の野球は少年時代から続け、大学生の時に中学の仲間と草野球チームを結成し現在も活動を続ける。卒業後は宮城県の一ノ蔵に就職。「営業をやりたかった」が最初に酒の製造に携わり、面白さにのめり込んでいった。勤務中に東日本大震災に遭遇。「社員総出で復旧する姿に会社のあり方を感じとった」と振り返る。

 ○…社長である父から学ぶことは多い。会長の祖父からのアドバイスもある。「伝統的な酒造りとともに、社会のニーズに合わせた取り組みが必要」と自らの役割を積極的に捉える。いまは仕込みの最中。朝6時から仕事に入り、年末年始も返上で酒造りに臨む。10月に大学の後輩の女性と結婚したばかり。新婚旅行は?と聞くと、「ひと段落する4月以降かな」と照れた。「日々勉強、日々成長」と語る姿が頼もしい。

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