神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2019年7月6日 エリアトップへ

第101回全国高校野球選手権神奈川大会開会式で始球式を行う 渡辺 元智さん 松田町出身 74歳

公開:2019年7月6日

  • X
  • LINE
  • hatena

野球とは人生の縮図

 ○…「野球を楽しむことはもちろん大事。しかし高校野球は仲間と共に我慢や忍耐力、強調性を身につける格好のステージ」。明日開幕する第101回全国高校野球選手権神奈川大会を前に「人生の縮図がすべて9イニングに詰まっている」と常々語る野球に勤しむ青少年にメッセージを送る。

 ○…田んぼでの三角ベースから時には危険な遊びまで。松田町は「原点」とのちに監督として甲子園通算51勝、全国優勝5回を成し遂げることになる少年は自然の中で生きる知恵を身につけた。半世紀務めた横浜高校野球部監督を退くと松田町ふるさと大使に就任。「この歳で里帰りできたことも野球のつながり」と感慨深げに微笑み「いつまでも昔のまま」と第二の故郷への思いは不変だ。

 ○…我が子のように育てた孫・佳明さん(現・東北楽天)はプロ野球の世界へ進んだ。「祖父の優しさだけではここまでの成長はなかった。父親の顔で厳しく、愛情を注いできた。我々が無理であろうと思ったことも佳明は自分自身の意志と努力で乗り越えた」。入団1年目から一軍で活躍する姿を先日、横浜スタジアムのスタンドから目の当たりにし「あのパノラマの向こうで野球をする楽しさが伝わってきたことがうれしい限り」

 ○…野球人口の減少、球数制限など様々な議論が飛び交う昨今。「たくさん議論を重ね、素晴らしい野球観を作り出すことが大切」とした上で、「大人が線を引いてあげることも大事だが自分の限界までトライする姿勢がその先の人生の糧になる」と投げかける。「失敗や挫折から学び、高校野球で得た経験をやがて進む社会で活かしてほしい」。明日の始球式では50年間携わった高校野球への「感謝」と野球の「発展」への希望を込めた一球を「全力」で投じる。

足柄版の人物風土記最新6

小島 賢次さん

6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める

小島 賢次さん

南足柄市和田河原在住 71歳

4月20日

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

佐々木 朋美さん

文命中学校での部活動地域移行の現場管理責任者を務める

佐々木 朋美さん

開成町中之名在住 53歳

4月6日

望月 洋子さん

ソーラン山北実行委員会の委員長を務める

望月 洋子さん

山北町岸在住 57歳

3月30日

川瀬 明宏さん

松田道祖神太鼓研究会の代表として伝統の復活を目指す

川瀬 明宏さん

松田町在住 84歳

3月23日

菊間 みづきさん

3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める

菊間 みづきさん

小田原市在住 18歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook