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足柄 人物風土記

公開日:2019.12.21

江戸角凧の展示会を行う
石田 精二さん
山北町向原在住 72歳

  • 石田 精二さん (写真1)

舞い上がれ大空高く

 ○…山北町生涯学習センターロビーで今月28日(土)から来年1月19日(日)まで日本の伝統和凧の一つである江戸角凧の展示会を行う。昔と同じ方法で制作しているが「私はただ趣味でやっているだけ」と謙遜するものの、今年の町民文化祭に出展した時に寄せられた反響の高さからその腕前は確かなものだ。

 ○…山北町向原出身。小、中学校の帰りに近所の大工さんの現場を訪ね、木材の切れ端をもらい、工作していたというほど手先が器用だった少年時代。高校卒業と同時に機関士に憧れ、国鉄に就職すると、新幹線に配属され、27歳で運転士の試験に合格した。それから定年まで30年以上。運転席で東京から新大阪間のすべての乗客の安心と安全を守った。凧との出会いは、定年後に趣味で始めたカメラから。浜松まつりで行われていた「凧揚げ合戦」を撮影しながら「俺にもできるんじゃないか」と凧作りを始めた。

 ○…結婚後、5年ほど大磯に住んでたときに投げ釣りをはじめ、「すべてに共通して言えることは凝り性ということ」と笑うが、趣味のすべてに全力を注ぐのは、この頃から。自分が仕かけたエサが海中でどうなっているかを確かめるために素潜りで海に入ったこともあるのだとか。

 ○…凧の制作に欠かせない骨組みに使用する竹ひごは、地元の藪で切り出した真竹を使う。およそ2年間乾燥させ、1本1本削って作る。「大空に舞い上がる凧を見てほしい」と願いを込めるが、展示会ではその姿は見られない。しかし、大口河川敷で上げることが日課で、「自然との対話」と表すその勇姿を見られるチャンスもある。「折り畳みの凧を作りたいな。地元で凧作りからやってみたい方。一緒にやりましょう」

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