神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2020年3月7日 エリアトップへ

松田町観光ボランティアの会代表の 籔田 開作さん 松田町松田惣領在住 73歳

公開:2020年3月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

地域に届ける暖かな眼差し

 ○…雲一つない晴天の中、満開に咲いた桜の下「足柄平野や富士山はもちろんですが、今日は大島から新島まではっきり眺められますよ」。春の訪れを告げる「まつだ桜まつり」の際、西平畑公園で赤いジャンパーを身に、観光ボランティアを続けて今年で11年目。「近年は会員も減りました。来年から一緒に案内して下さる仲間を募集しています」と微笑む。

 ○…山北町谷峨で生まれ育った。実家は稲作と茶の農家。当時通っていた清水小、中学校はともに閉校になり「閉校式には両方行きましたよ。やっぱり寂しいけれど、その機会に仲間と一泊で計画した同窓会もできましたよ」と今も地域への愛は変わらず。あしがら農業協同組合(現・JAかながわ西湘)に就職すると地元の地域を担当。1市5町の各支店を巡ると地域への想いは次第に強くなった。出身地ということもあり三保支店を任されたこともある。「三保ダムの建設前に着任して、それに伴う関連事業にも携わりましたよ」。

 ○…ボランティア活動の合間を縫い、歴史書籍を読みながら一息つく。庭先に目を向ければ盆栽が並び、4月になればざる菊の手入れを始める。「花々を通じても地域貢献していきたい」という想いから地元の寒田神社に毎年60鉢ほどのざる菊を奉納している。

 ○…「山北の大野山からの景色も絶景。6月には開成で紫陽花が見頃を迎えます。ここからも少し見える小田原城にも寄って帰ってください」と来場する観光客やハイカーには必ず案内をする。「この場所に来てもらったことをきっかけに、また足柄上地域を訪れてほしいから」。まつだ桜まつりは終わっても地域への暖かい眼差しはここからさらに多方面へと向けていく。

足柄版の人物風土記最新6

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

佐々木 朋美さん

文命中学校での部活動地域移行の現場管理責任者を務める

佐々木 朋美さん

開成町中之名在住 53歳

4月6日

望月 洋子さん

ソーラン山北実行委員会の委員長を務める

望月 洋子さん

山北町岸在住 57歳

3月30日

川瀬 明宏さん

松田道祖神太鼓研究会の代表として伝統の復活を目指す

川瀬 明宏さん

松田町在住 84歳

3月23日

菊間 みづきさん

3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める

菊間 みづきさん

小田原市在住 18歳

3月16日

佐久間 善弘さん

山北町地域文化遺産活性化実行委員会の代表を務める

佐久間 善弘さん

山北町山北在住 59歳

3月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook