戻る

足柄 教育

公開日:2020.03.14

地域の思いを世界へ
大井町在住 重田倫さん

  • 集めた署名を手にする重田さん

    集めた署名を手にする重田さん

 1954年3月に南太平洋のビキニ島近くでアメリカが行った水爆実験で第五福竜丸の乗組員が犠牲になったビキニ事件。これを機に原水爆禁止の署名活動が全国に広がり、1955年に世界で初めての原爆投下地である広島で「第1回原水爆禁止世界大会」が行われ、今年ニューヨークで初めて開催される。





 同大会に参加し、現地に署名を届ける準備を進めている大井町金子在住の重田倫さん(湘光中学校3年)。昨年、小田原市内で開催された講演会で被爆者の話を聞いたことをきっかけに、長崎県で行われた大会に初参加すると「学校の授業では感じ取れない深い部分まで知ることができた」と語り継ぐことの大切さを実感したという。





 今年の開催地はニューヨークということもあり「場所も場所だし、最初は迷っていた」という。しかし、若者に学びの場を提供しようと、県内各地から寄付が寄せられるなど支援の手が。個人でも始めた署名活動には近所の人々からも協力の声が次々に届き、自宅まで署名を書きに来てくれる人もいた。





 そして、中学校の仲間や後輩たちに平和への賛同を呼びかける署名活動を開始しようとしたときのことだった。新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るための臨時休校の知らせが届き、活動は中止になってしまったが「卒業式で友人たちにも協力を募りたい」と最後まで力を尽くした。





 春から高校に進学する重田さん。アメリカには4月23日に出発し、約5日間滞在する予定。しかし、日に日に変化する新型コロナウイルスの影響で大会実施の有無や、出国できるのかも不透明な状況だ。





 重田さんは「自分たちは被爆者の声を聞ける最後の世代だと言われている。多くの方々に協力を頂いているのでニューヨークに行くことができたら現地で学んできたことを帰ってきたらしっかりと皆さんに伝え、自ら発信していきたい」と思いを込めた。

足柄 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

足柄 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

足柄 ローカルニュースの新着記事

足柄 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS