フットゴルフアジアカップシニアの部に日本代表として出場する
根元央希さん
南足柄市塚原在住　51歳

日の丸を誇りに全力プレー

　○…サッカーボールを使って、ゴルフとほぼ同じルールでプレーする「フットゴルフ」。９月24日からマレーシアで開催される「アジアカップシニアの部」に出場する日本代表チームに選出された。前回の同大会は、代表基準を満たしていたものの落選。競技をやめようと思ったこともあったが、「負けたままで終わりたくない」という気持ちや仲間の励ましを胸に続けてきた。「日の丸をつけて戦える誇りを持って、個人、団体とも優勝を目指したい」と力強い。

　○…10歳から社会人までサッカーのゴールキーパーとして活躍した。42歳の時、大学の後輩がフットゴルフ日本代表として活躍する姿をみて、競技を始めた。緻密な戦術面の面白さなどに魅せられ、２年前の日米対抗戦で初めて日本代表に選ばれるなど強豪選手に成長していった。「日本ではまだ馴染みが薄いですが、世界的にはメジャーになりつつあります。少しでも競技の面白さを知ってもらえれば」

　○…妻と２人の息子の４人暮らし。サッカー、スキーと精力的に体を動かしてきたが、長年の疲労の蓄積により、一昨年に膝に大きな故障を抱えた。運動制限がかかる中、始めたのが比較的膝への負担が少ないロードバイク。今では試合のない週末には三浦など遠方にも出向く。「トレーニングにもなりますし、素晴らしい景色を見ながら走るのは爽快ですね」

　○…都内の建材メーカーに勤める会社員。フットゴルフは、練習場も近くになく、練習や国内外の遠征など月十数万の費用は、地元や知り合いの企業のサポートを受けながら活動する。「多くの企業の協力により活動できています。感謝の気持ちを胸に、今大会では悔いのない試合がしたい」と力強く話した。