足柄 社会
公開日:2025.09.13
多世代交流の拠点に
一燈会が施設の一部開放
足柄上地域を中心に福祉事業を展開する社会福祉法人一燈会(山室淳理事長)が、開成町みなみで運営する複合施設「サウスマーク」の一部を開放し、7月から地域交流の場として「にこにこひろば」を実施している。
同施設は介護と地域交流の機能を持つ複合施設として2023年11月にオープン。これまで子育て支援等を目的に子ども食堂なども開催していた。今回「より気軽に立ち寄れる場にしたい」という思いから、新たにこの取り組みを開始した。
週に1回、施設1階のラウンジを開放。子どもを中心とした地域住民が自由に過ごせるほか、施設内にある老人ホームの入居者との交流もできる。夏休み中だった8月20日には、小学生6人が訪れ、元教員の入居者に勉強を教わったり、ストレッチを一緒に楽しむ姿などが見られた。
友人と訪れたという小学6年生の女子児童は「外はとても暑い。涼しい場所でみんなと集まれるので、ほぼ毎週来ている。普段は高齢の方と話す機会があまりないので楽しい。今度はカードゲームなどを一緒にやりたい」と声を弾ませた。
石川裕一郎施設長は「核家族化が進む中で、子どもをはじめとした居場所づくりや多世代交流の場として育てていきたい」と話した。
実施は毎週水曜日で、時間は午後2時30分から5時まで。問い合わせは同施設【電話】0465・85・0281。
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