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秦野 人物風土記

公開日:2026.07.03

ブランド「vividnotes」をバンクーバーファッションウィークに出展する 宮腰 大誠さん 清水町在住 20歳

  • 宮腰 大誠さん (写真1)

等身大の感情、デザインに

 ○…自身のブランド「vividnotes」を、来秋のバンクーバーファッションウィークに出展する。新人デザイナーの登竜門でもあり、本部からダイレクトメッセージが届いた当初は、「詐欺かと思った」と振り返る。普段は商学部で学ぶ現役の大学生。自分用に古着をリメイクした1点ものの衣服を作っていたが、アルバイト先の古着店に置くようになってから1つ、2つと売れ始めた。現在はオンライン販売も実施。スタイリストの目にとまって、芸能人の衣装にも使用された。

 ○…ファッションに興味を持ったのは高校生のとき。小学生のころから体形にコンプレックスがあり、当時の自分を「さえなかった」と表現する。「かっこよくなってモテたかった」というまっすぐな思いが原点だ。徐々に興味が深くなり、自分で作るように。事業化してからは古着を素材に、コーティングを施すなど自宅の庭で作業をし、「真っ黒に汚して親に怒られた」というエピソードも。

 ○…ブランド名の意訳は、「鮮明な記憶」。コンプレックスや失恋といった負の感情、その時々のリアルな心情を作品にのせている。また、「サステナブル」も重要なテーマ。古着にジャンク品のイヤホンなども組み込む。「そこが今回、世界から声がかかった理由の一つだと思う」

 ○…ファッションの道を踏み出し、「自信がついた」と力強く語る。武器である行動力はさらに加速しており、渡航費やモデル代など莫大な費用がかかる今回の出展も、「やるしかない」と迷わず飛び込んだ。コンプレックスに悩んだ日々がいま、自身を世界の舞台へ押し上げる。「有名になりたいですね」。嫌味のない笑顔で、まっすぐ前を見据えた。

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