足柄 人物風土記
公開日:2025.10.18
30周年を迎えたやまきた拍子木の会の会長を務める
滝本 小夜子さん
山北町川西在住 84歳
町の歴史、紙芝居で
○…1995年に設立された「やまきた拍子木の会」。設立時からのメンバーで、約20年前から代表を務める。町の歴史や民話を題材にした紙芝居を地域や学校で披露し、現在も月1回活動。これまで制作した紙芝居は30作品以上になる。11月の町民文化祭では岸地区の越地に伝わる大蛇の話を大型紙芝居で紹介。「たくさんの人に見てもらえるのが楽しみです」と張り切る。
○…山北町出身。中学時代の担任を「勉強以外にも音楽や文学などいろんなことを教えてもらった。いい先生にめぐり会えましたね」。その出会いがきっかけとなり、横浜国大を卒業後、小学校の教諭に。小田原市内に6年間勤めたのち、地元の小学校に赴任した。
○…活動のきっかけは町の広報にあった紙芝居制作のボランティア募集。「子どもたちに山北の良さを伝えたい」とすぐに応募した。最初の10年は、町の歴史を学びながら制作に力を注いだ。2005年に山北で全国紙芝居まつりが行われた時に初めて、制作していた紙芝居を大型にして披露した。昨年は、3年前にユネスコ無形文化遺産に登録された風流踊の一つ「お峰入り」の話を大型紙芝居で園児に紹介し「子どもたちが興味を持って聞いているのが伝わってきて、やって良かった」と微笑んだ。
○…趣味は演劇やミュージカル鑑賞。演者として09年には市民参加劇にも出演し、「翌年の年賀状で『女優になっちゃいました』とみなさんに報告しましたね」と大きく笑う。17年には清水地区の住民らと劇団「しみずやまぶき座」を立ち上げ、脚本・演出を担い5年間活動した。舞台経験からついつい指導に熱が入ってしまい団員から「難しいこと言うなよ」といなされた場面も今では良い思い出だ。
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