戻る

秦野 トップニュース

公開日:2012.04.12

戸川駐在所に若夫婦
中西淳巡査 着任から1カ月

  • 駐在所の前に立つ中西夫妻

  • 中西巡査も所属する山岳救助隊

 県秦野警察署地域課戸川駐在所に3月13日付けで中西淳巡査(28)が妻の貴恵さんと一緒にやってきた。新しい「駐在さん」として、パトロールや子どもたちの見守り活動を精力的に行っている。 



 中西巡査の故郷は、熊本県ののどかなまち。このまちには、地域にとけ込み、いつも住民たちと談笑をしている駐在さんがいたそうだ。「いま思えば、その人を見てきたから駐在さんになろうと思った」という。



 警察学校を卒業し、23歳で神奈川県警に任命された。最初の勤務地は県川崎警察署。事件や事故処理など、目の前にある仕事をこなしていく中で、ふと頭をよぎった「自分の警察官人生、このままでいいのか」という疑問。3年ほど経った頃から、もっと地域に密着した警察官になりたいと異動を考え始めた。



 「駐在所に異動希望を出したい」と打ち明けられた貴恵さんは大賛成したそうだ。将来子どもが生まれた時のために、山があり、自然環境に恵まれたところを選び、秦野市や松田町など県西部を中心に異動願を出した。戸川駐在所勤務の打診があった時には、すぐにレンタカーを借り2人で国道246号線を下った。善波トンネルを抜けた時に見た丹沢山塊と富士山の景色が「最高」といい、すぐに秦野が気に入ったという。



 異動から約1カ月が経ち、地域住民から声を掛けられることも多くなった。中西巡査は「警察官であり住民でもある。地域と一体になり、まちの安全を守りたい」と決意を新たにした。



丹沢臨時警備派出所が開所



 山での事故防止の呼びかけや遭難救助活動の拠点となる「丹沢臨時警備派出所」が4月6日に開所した。中西巡査も、この派出所に詰める同署山岳救助隊(大島修隊長)隊員となった。同所は、12月までの約8カ月の登山シーズンに開かれている。

 

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    秦野 トップニュースの新着記事

    秦野 トップニュースの記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS