本町在住堀井純子さん 県女子剣道大会で優勝 決め手は引き面
第4回神奈川県女子剣道大会が5月26日、県立武道館(横浜市港北区)で行われ、第4部(50歳以上〜60歳未満)に出場した市内本町在住の堀井純子さん(52)が優勝した。
「最初はエンジンがかからなかった」と語る堀井さん。今大会では、試合前の演武で日本剣道形の仕太刀役を披露することになっており、前日までその練習に時間を費やしていたという。大観衆の前での大役に「試合のことまで考えられなかった」と当日の緊張を振り返った。
演武披露も無事に終わり、臨んだ試合。出場選手の中には、今までに何度も試合をしたことがあるライバルであり、剣友である選手が別ブロックにいた。その相手と対戦できるのは決勝のみ。相手が勝ち上がっていくのを見て「私も勝ち進まないと」と、試合をしていく中でモチベーションを高め、一戦一戦ごとに着実に勝利を収めていった。
互いに勝ち進み、迎えた決勝戦。試合時間は3分間。実力者同士の勝敗を分けたのは中盤、堀井さんが引き際に仕掛けた引き面。鮮やかに1本をとった。終盤相手は巻き返そうとするも、堀井さんから1本が取れず、結果的に3分間をフルに戦い、堀井さんが勝利した。決勝戦を「思いきりやるしかないと思っていた。緊張感はあったが、望んだ相手と戦えたので気持ちよく試合ができた」と振り返った。
剣道歴30年ほどの堀井さん。現在は大和南高校で剣道部の顧問として毎日生徒の指導をしている。週に1度は市総合体育館で自らの剣技を磨いているという。
同大会は神奈川県剣道連盟に所属している女子を対象に行われる大会で、全体の参加者は124人。堀井さんが出場した第4部には33人が出場した。
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