文化会館通り 街路樹が立ち枯れか 市「撤去か再植栽で調整」
市道14号線(通称=文化会館通り)の歩道に植栽されている街路樹が葉を付けず、立ち枯れの様な状態になっている。管理する市道路管理課では、撤去して歩道を拡幅するか、再植栽を行うか、今後の対応に向けて調整している。
植栽されている街路樹のほとんどは、マテバシイという常緑樹。市道14号線(全長2200m)の両側の歩道に約250本が植えられている。
同線が都市計画道路として整備された時期に植栽されたもので、すでに数十年が経過している。3年に1度位のペースで剪定作業がされ、最近では昨年2月に行われた。
市道路管理課は、近隣住民から「落ち葉がひどいから何とかならないか」との相談もあったことから、剪定業者に「問題の無い範囲内で、できるだけ短くしてほしい」と依頼。業者は、この依頼に基づき作業を行った。木に異変が現れたのはここからだった。剪定後、通常なら葉が茂ってくるが、葉が出てこない状態が続いたという。
昨年秋頃に同課では、「半分から上の部分が枯れているような状況を確認」としている。さらに、「一昨年の猛暑や水不足などに加えて剪定の時期が重なり、街路樹にとって厳しい条件が複合的要因となって枯れたような状態になったと推測」としているが、明確な原因は分かっていない。
同課の独自調査によると、通り沿いにあるマテバシイ122本が枯れているような状態にあるという。葉が少しある状態が76本、葉がある状態が24本、問題なしが23本。現在、何本かの枯れた枝を剪定し、新しい葉がでてこないかを調査している段階だ。
木が完全に枯れると、まずは撤去される。その後、新たに植栽されるか、歩道としての空間を確保するかの対応がとられる。同線では、今秋以降に車道の舗装工事が予定されていることから、市では、「その時期までに地元住民や企業の意見を聞き、何らかの答えを出したい」としている。
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