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秦野 コラム鵜の目鷹の目

公開日:2015.01.22

vol.1
鵜の目鷹の目
秦野市元教育長東海大学講師 金子信夫

青春(Youth)



 「青春とは人生の一時期のことではなく、心のあり方のことをいう」で始まるサミュエル・ウルマンの「青春」という詩の中に「歳月は人間の皮膚に皺(しわ)を刻むが情熱の消失は心に皺を作る」との一節があります。我が意を得たりと感動して以来、ボケ防止と若さを維持管理する上の座右とさせてもらっています。



 この度、新たな情熱源とも言えるこのコラム欄を担当させて頂くことになりました。体力と文章力に自信はありませんが、自分らしさと情熱を忘れず一生懸命取り組ませていただきます。



 私が4年前に公職を退いた直後に感じたことは、世間から必要とされなくなってしまったような虚しさ、待っていても何も変わらないことへの焦りでした。幸い、肩書きや役職とは関係なく声をかけていただいた人々に助けられ、励まされ、ウルマンの青春を本格的に実践する覚悟が固まりました。現在は、東海大はじめ全国の教員をめざす多くの大学生たちと接する機会を得ることができ、若いエネルギーとぶつかり合うことで青春を自己点検できる日々を過ごしています。



 元来、好奇心と遊び心だけは人並み以上と自認しつつ、浅く広い沢山のポケットを持っている人間でありたいと願ってきました。専門性や奥深さに欠けるポケットですが、「自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、その人は若い」の一節にも共感し、自分を納得させています。



 鵜や鷹の目ほど高性能とは言えない私のズームレンズですが、ピンボケを起こさないようこのコーナーを担当できれば幸いです。よろしくお願いいたします。

 

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