秦野版 掲載号:2015年6月20日号
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三屋に障害者のための作業所をオープンさせた「社会福祉法人 秦野なでしこ会」理事長 菅沼 久則さん 鶴巻北在住 75歳

あてにされる存在でありたい

 ○…理念は「あてにされる事業所をめざして」。もちろん自身も、そこで働く人もあてにされる存在であることが大切だと説く。1986年、日常生活に障害を持つ人が作業訓練を通して生活の力を見出し、自信をつけるための施設として作業所「あけぼの」を開設。以来29年、障害者に就労支援の場を提供し、今年5月市内三屋に、3階建の作業所を完成させた。

 ○…もともとは精神科の病院で事務長や理事長などを務めていた。医療現場の経験を通じ、「障害があっても外に出て仕事をするべきだ」と信念を持ち、そうした環境を整えるために自ら立った。現在でも病院と連携し患者を受け入れているという。

 ○…娯楽室には麻雀台が置いてある。「休憩時間は私も一緒に楽しみます」と話すように、利用者も職員も垣根を取り払い、共に過ごす時間を大切にする。バス旅行などのレクリエーションを通じて、社会性を育む。以前は理事長自らもメンバーに加わりソフトボール大会などにも参加、県大会で何度も優勝を果たしたとか。「県下有数の強豪だった」と少し照れながら胸を張る。

 ○…現在は夫人と2人暮らし。夫婦で自動車に乗って温泉三昧が余暇の楽しみ。「伊豆にもよく出かけるし、この前は伊香保まで行った。箱根あたりはしょっちゅうかな」と話す通り、年間の車の走行距離は3万Kmにも及ぶ。

 ○…作業所の訓練が身を結び、一般社会へと旅立っていく人もいる一方、長期にわたり通う人もいる。「ある程度生活できるように賃金を支払っていきたい」と、待遇を良くしていくことに注力している。一方地域の中にある施設として「市民の方々からも作業所に対するご理解をいただき、励ましの言葉をいただくこともある」と感謝の言葉がこぼれる。「これからも時代のニーズにしっかり応える施設として地域の役にたっていきたい」と力強く話した。

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