秦野市東田原在住の俳人・長島衣伊子(えいこ)さん(66)が主宰する「朴(ほお)の花俳句会」が今年で20周年を迎えた。10月29日には横浜市のホテルで祝賀会が開かれ、俳壇の著名人、出版関係者、同会の会員など約100人が出席した。
朴の花俳句会は、秦野、伊勢原、茅ヶ崎、横浜と、長島さんの故郷・鳥取県内の13句会が所属。長島さんは各句会に直接指導を行っており、鳥取にも月に1度欠かさず足を運んでいる。
長島さんは警察庁で事務官として働いていた20代、俳誌「風」同人の谷口秋郷氏と出会い俳句を始めた。谷口氏の死後は、朝日俳壇選者だった故・飴山實(みのる)氏に師事。1998年に結社「運河」(茨木和生主宰)に入会。2000年以降は運河賞、文學の森賞特別賞などを受賞している。
朴の花俳句会の発足は1996年。長島さんは46歳、俳句の世界に飛び込んでから23年が経っていた。
俳句とエッセイを掲載している同会発刊の季刊誌「朴の花」も間もなく100号を迎える。当初は数ページのプリントが、会の規模が大きくなるにつれ冊子になり、2006年から印刷会社による装丁となった。現在では会員らの作品や句会の応募作、講評、長島さんの最新作100句の連載などが俳壇でも評価されている。
祝賀会で茨木氏が「長島先生の実行力と企画力はすごい」と賛辞を贈ると、長島さんは「無名時代からぶれずに進めたのは皆様のおかげ。若い頃支えてくれた師匠たちも天界で褒めて下さっている気がして万感の思いです」と笑顔を見せた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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