秦野版 掲載号:2017年8月18日号 エリアトップへ

富士山登頂1400回以上の記録を持つ 佐々木 茂良さん 堀西在住 77歳

掲載号:2017年8月18日号

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「遅すぎる決断はない」

 ○…美しく、圧倒的な存在感で人々を引きつける霊峰富士。その流麗な姿を保つ「富士山の自助努力」に自身を重ね、頂きを目指し続けている。63歳10カ月で初登頂し、それ以来毎年100回を超えるペースで登り続け、これまで1400回以上山頂を踏みしめた”ミスター富士山”の異名を持つ名物登山者だ。

 ○…山が好きでも体力に自信があったわけでもない。定年を迎えるまで登山経験は1度きり。それも中学校教諭時代の遠足だった。「根気も継続力もない自分の気質をそっくり取りかえ、生き直したい」と強く思い、その決意に見合う努力として苦手な山登りに挑戦したことが富士登山のきっかけだ。毎朝4時に起床し、5時に自宅を出発。途中で静岡県版の新聞を購入し、ただ登るだけではなく標高2500mから山頂までの山小屋に厚意で届けているという。「どうして今日の新聞があるの?」そんな登山者の声を聞くと「私もウフフと嬉しくなる」と優しくほほ笑んだ。

 ○…岩手県の山間で生まれ育つ。中学校教諭を志し、弘前大学へ。青森県内の中学校で数年教壇に立ち、結婚と同時に上京。立正大学大学院修士課程に進学し、修了後は神奈川県内の中学校や県教育委員会、養護学校校長など定年まで勤め上げた。2人の子宝にも恵まれ、現在は妻と2人暮らし。3歳と0歳の孫がいるが、「早く一緒に山登りしたいよ」と目尻を下げた。

 ○…数年前、新潮社から初の著書「まいにち富士山」を刊行。2冊目、3冊目の出版を目指し、暇を見つけてはパソコンに向かう。全国から講演依頼もあり、昔の自分からは想像できないほど充実した日々を送る。なにもかもが富士山のおかげと言い、「何かを始めるのに遅すぎる決断はない」と実感している。「頂きを目指す一歩一歩が自分の心とからだを強くしてくれた」とも。88歳までは登り続けたいと、次の夢に向かって今日も富士山を目指す。

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