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秦野 文化

公開日:2018.01.19

道祖神やおでん売り歩く
東町と開戸町で男児の伝統行事

  • 正月飾りを手に地域を巡る子ども

  • アツアツのおでんがよく売れた

 秦野市西大竹の東(あずま)町と開戸(かいど)町で1月8日、男児が家々を訪ね、正月飾りを回収しながら道祖神の石や手作りのお札を売り歩く伝統行事「石売り」が行われた。13日と14日には母親たちが作ったおでんを男児が売り歩き、14日に嶽神社(西大竹281)でどんど焼きを実施。道祖神は後日回収され元の場所に戻された。

 石売りは明治時代中ごろから続くとされる行事で、石を買うと子どもに病気や災いが起きないと伝えられている。お札の作り方や石の値段、代々伝わるおでんの味噌ダレの作り方は、東町と開戸町で違いがある。

 昔は中学生も参加していたというが、いつからか小学4〜6年生が中心に。人数が少ない場合には3年生の男児が参加することもあり、今年は4〜6年生12人が参加した。

 東町は6年生3人と5年生1人が参加、人手を補うため中学生OBも手伝った。まとめ役の”大将”を仲良く務めた3人は「8日は雨が降っていたけど石が全部売れてよかった」「楽しかったよね」と振り返った。5年生の保護者は「昨年子ども会はなくなってしまったけど年の違う子同士が触れ合うこういう場は大事だと思う」と話した。

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