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秦野 人物風土記

公開日:2018.08.17

南中の卓球部として出場した県大会の個人の部で優勝した
山本 煌翔(きらと)さん
鈴張町在住 13歳

「僕はいつでも挑戦者」

 ○…昨年は個人戦で3位だったので、今年は優勝を狙っていた。しかし簡単には勝たせてもらえない。準々決勝と準決勝はどちらも相手に2セット先取されてからの逆転勝利。「僕はいつでも挑戦者のつもり。その方が追い込まれても心に余裕が持てる。長いラリーも得意だし、粘りのプレーが特徴。実はメンタル強いんです」と頼もしい。決勝は以前ダブルスでペアを組んだ選手との対戦。お互いの特徴や強さを知っていたのでやりにくさもあったものの3対0でストレート勝ちした。

 ○…5歳の時に始めた卓球。コーチを務める祖母や、先に卓球を始めていた姉の影響で「面白そう」と挑戦。「相手の考えを読んで、それに対応すること」「最初取れなかったボールが取れるようになること」「新しい技ができるようになること」…。卓球の魅力を話すと止まらない。だから「もうやめよう」と思ったことは一度もない。

 ○…「あんまりテレビとかは見なくて…」とはにかむ。しかし卓球の番組は別。伊藤美誠選手や平野美宇選手のプレーを参考にするため途中で止めて確認するなど、研究を重ねる。「打点はここでフォームはこうで…」とビデオを見ながら考える。練習して試合で決まった時は最高の瞬間だ。

 ○…毎日学校へ楽しく通う。得意な科目は数学と理科。「球技は何でも得意だけれど、水泳がちょっと苦手かな…」と恥ずかしそうに話す。日頃は卓球クラブ「嵐」で練習を重ねる。コーチの祖母のことは「教え方とかすごく尊敬している」と話す。高校に進学しても卓球で活躍するのが目標。さらに将来は指導者になって、卓球の楽しさを伝えるのが夢だとか。「まずは自分自身が卓球を楽しむ。いつでも笑顔でいたい」と、この日一番の輝く笑顔を見せた。

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