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秦野版 公開:2018年8月24日 エリアトップへ

たばこ祭でナイアガラ廃止 安全面の不安理由に

社会

公開:2018年8月24日

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打ち上げ花火に次ぐ人気だったナイアガラ(2017年/市提供)
打ち上げ花火に次ぐ人気だったナイアガラ(2017年/市提供)

 9月22日(土)・23日(日)に開催される第71回秦野たばこ祭で、仕掛け花火(ナイアガラ)と青森ねぶたが実施されないことがわかった。今年5月から開かれてきた市や市商連、大学など祭りの関連団体による話し合いで廃止が決まった。

 水無川河川敷のナイアガラは40年以上前から実施されてきた。次第に幅が長くなり近年では全長約480m。以前から会場となる水無川沿い道路に人が集中することに関して「有事の際に救急車両が駆け付けられるのか」等が問題視されてきた。保安距離を確保してきたものの、過去に来場客の目に火の粉が入ってしまった事もあったという。

 一方で、ナイアガラの人気は高く、昨年400人の市民を無作為抽出し実施された市のWEBアンケートでは「今後も継続してほしい行事(複数回答可)」として56・3%に選ばれ、打ち上げ花火(72・8%)に次いで2番目に多かった。

 しかし、国内で洪水被害が多い事から水無川の急な増水で実施できない可能性があるとの懸念もあり「打ち上げ花火と違いその場にいる人しか見ることのできないナイアガラに300万円の予算をかけなくてもいいのでは」という結論に至った。

 昨年は70回を記念し、打ち上げ花火を弘法山公園と馬場道の2カ所から例年の2倍・2千発に増やしたため、花火全体にかかった費用は約1100万円だった。今年はさらに打ち上げ花火を2500発に増やす計画だが、ナイアガラがないため約900万円に抑えられるという。ただ、市職員によると、廃止の理由は安全面であり、今後もし協賛金や花火募金が増えてもナイアガラが実施される可能性は低いという。

秦野らしさ追求ねぶたも廃止

 たばこ祭は市民参加型の多彩なプログラムが企画されてきたが、市民から「秦野らしさ・たばこ祭らしさ」を求める声もあり、委員会で話し合いが重ねられた結果、青森ねぶたも今回から廃止される事になった。

 青森ねぶたは2007年、商店会のフロート車が製作費の負担や人手不足等により一時休止になったことを受け、祭りの夜がさみしくならないようにと、古谷義幸前市長が青森県庁に勤める友人に相談し、第60回に招致したのが始まり。秦野や近隣の青森県人会メンバー、市民らがハネトや曳き手、囃子を担ってきた。

 秦野市青森県人会の猪股安里会長の元には今年7月末、市から「運送費や人件費に250〜300万円がかかるため縮小したい」と話があった。猪俣会長は予算80万円の代案を出したが認められなかったという。猪俣会長は「ハネトとして参加してくれる秦野の人も増え、たばこ祭と融合していると感じていたので残念。皆さんにありがとうと伝えたい」と話した。

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