60歳(還暦)を過ぎた選手が汗を流す「還暦野球」の人口は全国1万3千人以上。全日本還暦軟式野球連盟に登録されるチーム数は705に上る。
秦野市内で活動する「秦野遊球倶楽部」(川上之久代表)には、元高校球児や、自衛官・警察官OBなど60歳以上の37選手が登録。80代の選手は8人、最高齢は85歳だ。しかし、プレー姿から年齢を感じさせず、みな笑顔で取り組んでいる。「2年前の全国大会では群馬のチームにいる102歳の選手に会った。その人は『自分のチームにはもう一人100歳がいる』と言っていましたよ」と川上代表(79)は笑う。
神奈川県還暦軟式野球連盟には還暦の部のほかに、古希の部(70歳以上)、グランド古希の部(75歳以上)、傘寿の部(80歳以上)がある。秦野遊球倶楽部は昨年度、古希の春季大会で準優勝。秋季大会では惜しくも準々決勝で敗退したものの、年間成績が県内15チームのうち3位だったことから、10月15日(月)から19日(金)まで兵庫県三田市で開かれる第28回全日本古希軟式野球大会への出場を決めた。
この大会には各地の代表64チームが出場予定。初戦は宮城デリンジャーズ(宮城県)と戦う。
還暦の部では関東大会へ
還暦の部(60歳以上)では県内28チーム中、昨シーズン10位。その結果から、10月21日(日)から群馬県前橋市で行われる第16回関東還暦軟式野球大会への出場が決まっている。初戦は初日の館林還暦スターズ(群馬県)戦だ。
古希の部の坂間正夫監督、還暦の部の南雲勝美監督は共に「先ず1回戦を突破したい」と抱負を話した。
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