秦野商工会議所の佐野友保会頭と秦野市農業協同組合(JAはだの)の山口政雄代表理事組合長が2月8日秦野市を訪れ、高橋昌和市長に「日本たばこ産業安全性研究所」(名古木)の跡地活用に対する要望書を手渡した。施設面積およそ1万9320平方メートルの同施設は老朽化を理由に今年5月をめどに横浜市の医薬探索研究所内に移転することが決まっている。土地・建物共に日本たばこ(JT)が所有していて、跡地の利用は決まっていない。
両組織の連名による要望書は、施設跡地に観光拠点となる「道の駅」の整備を提案している。この場所は国道246号線の名古木交差点地近く。県が新たな観光の核として位置付ける大山の秦野市側の登山口であり、蓑毛地区の入口の好立地にある。そのため登山やハイキング、サイクリングなどの拠点として数多くの人が訪れるほか、温泉や史跡など豊富な観光資源を有する秦野市の魅力を発信し、知名度を高めるランドマークとなれる可能性を秘める、としている。
そのため要望書では、観光地の総合案内を設置したり、ジビエレストラン、サイクルサポートショップなどの誘致を提案している。
佐野会頭は「観光の振興がまちの発展につながり、人口増や雇用の確保がはかれるといった相乗効果に期待する」と話す。
また山口組合長は「新たな販路の確保になり、より品質の良い農産物の生産につながる」と期待する。要望を聞いた高橋市長は「地域経済活性化のために、市として何ができるか、様々な可能性をしっかりと検討したい。3月議会で相談できれば」と話した。
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