秦野 社会
公開日:2020.02.07
県名菓展
菓子コンクール2店舗受賞
サクララとメイシーズ
県内の魅力ある名菓を発掘するために2年に1度開催されている「神奈川県名菓展菓子コンクール」で、秦野市内の2店舗が一般名菓の部で入賞した。尾尻のスイーツガーデンサクララの「はだのだっくわーず」が優秀賞を受賞し、神奈川県指定銘菓に。また、堀西のMaySea’sの「はだの桜KANTEN」が技術賞に輝いた。
サクララは県指定銘菓に
スイーツガーデンサクララの「はだのだっくわーず」は、オーナーパティシエの吉野大輔さんが「秦野のおいしい食材を使った商品を作りたい」と開発したもの。メレンゲ仕立てでふわふわ食感、味は秦野産の素材を使った落花生・さくら・お茶の3種類がある。落花生味は良質なピーナッツパウダー・ペーストを100%使用。さくら味はメレンゲに桜花を使用し、桜の色や味をつけて焼き上げている。またお茶味はお茶パウダーを加え、食べる緑茶に粒餡を加えた和の一品だ。パッケージも秦野の食材を生かしたイラストをデザインした。吉野さんは「県の指定銘菓に選ばれたことをきっかけに、秦野には良いものがたくさんあると多くの方に知ってもらえたら」と話した。
技術賞のメイシーズ
MaySea’sの「はだの桜KANTEN」は、全国生産量の約8割を占める秦野産の八重桜と秦野の名水を使ったお菓子。地域で愛されるお菓子を作りたいとの思いから完成させたという。この八重桜は塩漬けのものが一般に流通しているが、同店では塩を使わず梅酢だけで作る独自製法の桜を使用し、ほんのりとした塩味が特長。また、加熱処理が必要のない寒天にすることで、桜の色を保ち、見た目にもこだわっている。製造者で同店店長のグアルディア・ウィリアムさんは「秦野の桜を上手く使ってできないかと試行錯誤しながら作りました。この受賞を機に有名になってくれれば」と話した。
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