新型コロナウイルス感染症に伴い全国民に一律10万円が支給される「特別定額給付金」の申請が始まっている。秦野市の対象は7万3550世帯。支給率は6月16日時点で約50%となることが取材で分かった。
秦野市では、5月11日からオンライン申請を開始。続いて5月18日に郵送による申請書送付を行い、20日から返送受付を行っている。オンラインは受付が始まった第1週目の申請が約1800件。郵送は受付開始第1週で約2万7000件の申請があり、以降件数は徐々に減っている。
オンライン申請分については5月22日から、郵送分については5月28日から、確認作業が終わった世帯に順次支給が行われている。6月15日時点で申請延べ数は6万1684件。このうち支給されたのは対象世帯数の約半数となる3万6620件で、支給額は83億9990万円となっている。
市の特別定額給付金担当部署によると、オンライン申請については多数の重複申請が確認されているという。また、オンラインと郵送による重複申請も予想されており、すでに受給した世帯がわかるシステムを導入し重複受給しないようチェックを行っている。
市民から多く寄せられる問い合わせは、「申請書の書き方がわからない」「身分証明書などを添付せず申請してしまった」といったもの。同担当では「今一度、申請書記載の注意事項などを確認し、不備がないように申請を行ってほしい」と呼び掛けている。
また、郵送した申請書は271通が戻ってきており、うち21通は直接受け取りに、53通は再郵送の依頼が来ているが、残り197通は対策を検討している。「申請書が手元に届いていない方は早めにご連絡ください」と、担当では話す。
支給実績や今後の予定、よくある質問については市ホームページ上で公開されている。特別定額給付金の受付期限は郵送・オンラインともに8月19日。
感染症予防の観点から、特別定額給付金に関する問い合わせは、【電話】0463・86・6525、または【FAX】0463・82・6793、【メール】t_teigaku@city.hadano.kanagawa.jpで受け付けている(平日午前8時30分から午後5時15分)。
給付金手続き装う特殊詐欺に注意
市によると、全国的にメールや偽サイトで給付金をだまし取ろうとする詐欺の事例が報告されている。秦野市内ではまだ報告はないが、不審なメールが届いた場合、「リンクをクリックしない」「アクセス先のWebサイトに情報を入力しない」「届いたメール等に返信しない」など注意を呼び掛けている。
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