秦野版 掲載号:2021年3月26日号 エリアトップへ

活動5周年の作品展を行う「水彩スケッチ四季」の講師を務める 岡田 ユキオさん 羽根在住 66歳

掲載号:2021年3月26日号

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1枚の絵が人生を変えた

 ○…川崎市や秦野市などで水彩画の指導を続けて約20年。その教室の1つで秦野市文化会館を拠点に活動する「水彩スケッチ四季」の活動5周年を記念して31日から4日間、宮永岳彦記念美術館市民ギャラリーで作品展を開催する。「花と風景を中心に、明るく爽やかな作品が並ぶ。水彩画の透明感を感じていただければ」とうなずく。

 ○…東京都墨田区出身。生粋の”江戸っ子”で、「祭り囃子が聞こえると、朝からソワソワした」と笑う。父は七宝焼職人で、多彩な絵の具や緻密な図柄に囲まれて育った。中学生のときに廃業となり、エンジニアを志して工業高校に進学。卒業後は外資系企業に就職し、銀行などの大型コンピューターのメンテナンスを担当した。

 ○…仕事に追われていた20歳の時、本屋でふと目にとまった画集が人生を変えた。その1ページにゴッホの『アルルの跳ね橋』があった。「キラキラと輝きのあるその絵をみて、絵や色を渇望していることに気づいた」。休日は油絵や水彩画、陶磁器の絵付けを学び、個展を開くまでに力をつけた。40代で絵の道1本でいくことに決めて退職、磁器絵付けの教室を開いた。「妻に相談したとき、やってみたらと言ってくれた。明るくおおらかで、いつも救われている」と感謝の気持ちでいっぱいだ。

 ○…今は水彩画を中心に、約80人の生徒がいる。魅力を感じる題材は身近な花や風景。「秦野は山に囲まれ、自然が豊かで良い場所」。戸川公園で季節の移ろいを感じながら朝食をとることが楽しみの1つだとか。作品展の展示作は自身のホームページで1カ月間、公開するという。「絵は人と人をつないでくれる。オンラインも活用し多くの方に楽しんでもらえれば」と話した。

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