秦野出身の三武英行さんが7月9日、大日堂修復基金に100万円を寄付した。当日は「はだの大日堂保存会」の松本亮三会長が、三武さんから寄付金を受け取った。
寄付金の贈呈式は、7月21日まで行われている本町公民館自主事業「三浦乾也生誕200年企画展」の初日に合わせ実施した。企画展には三浦乾也研究家である三武さんが収集した資料や作品を公開するとともに、大日堂修復基金の募金箱を設置している。
三武さんによると、秦野市蓑毛にある大日堂を修復した中興の祖・光西上人は三武家の本家の人物であったという。これに縁を感じた三武さんは、多くの文化財を有する大日堂修復の一助にしてもらおうと寄付することを決めた。
贈呈式で松本会長は「中興の祖・光西上人の子孫である三武さんが、同じように再興のため動いてくれたことが嬉しい。保存会会員一同、大変感謝しています。会として、秦野の歴史的文化資源である大日堂の修復に努めていきたい」と感謝の意を述べた。
これを受け三武さんも「260年前の光西上人の復興が最後で、現状修復は急務。これから200年先も残る文化財として、これを機に修復に向かってもらえたら」と期待を寄せた。
修復は急務
はだの大日堂保存会は大日堂の建物や仏像群の修復を加速させるため、「秦野みのげ文化の会」から名称を変更した。大日堂は国登録有形文化財の建物や県・市指定重要文化財の仏像群など多数有している。
宮大工による建物の修繕見積では各建物で数千万単位の概算が発生したほか、専門家による鑑定でも雨風にさらされている二王像など仏像群の修復も急務という結果に。その修繕費確保が大きな課題となっている。
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