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秦野 人物風土記

公開日:2021.11.05

NEXCO中日本 秦野工事事務所 所長を務める
伊原 泰之さん
今泉在住 47歳

地域に喜ばれる開通イヤーに

 ○…ミッションは「伊勢原大山ICから新秦野ICを2021年度に開通させること。新東名の2023年度全線開通を目指してプロジェクトを安全に進捗させること」。「安全を最優先にプロジェクトを着実に進めたい」と背筋を伸ばす。社員と協力社員合わせて144人を率いる。

 ○…秦野工事事務所が受け持つ区間は、伊勢原大山ICから静岡県境の約27キロ。2021年度の開通を目指している伊勢原大山ICから新秦野ICは、約9割が完成。最終段階まできている。

 ○…岐阜市出身。身近に高速道路や鉄道がなかったことから「インフラを通じた地域活性化に貢献したい」という志を抱き、大学では土木工学を専攻。阪神淡路大震災の被災状況を見て、高速道路の建設に携わりたいと日本道路公団を志望。入社後は高速道路の建設部門を中心に従事。新東名・新名神や圏央道などの建設に携わってきた。

 ○…市内今泉に単身赴任中。「道のあるところ、道のできるところ」へ仕事の舞台が変わる転勤族。「各地を知ることができるのも転勤の楽しみ」という。ちょうど2年前、家族で休日に戸川公園を訪れたことがあるのだそう。「秦野で仕事をすることになったのも何かの縁」とにこやかに。趣味は料理。ゴルフは「練習中」とのこと。

 ○…所長室に掲げられている大きな地図がある。未開通の道路はまだ赤色だ。開通するとこれが「青」になる。「赤から青に変わる、歴史的瞬間に立ち会えるのが嬉しい」と新しい道路を作るやりがいをロマンチックに表現した。「地域の皆さまに喜んでいただける開通イヤーにしたい。高速道路の開通はあくまでも通過点、開通後の有効活用と地域の発展に繋げるのが自分の仕事」と未来を見据える。

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