西中学校(田中健嗣校長)で1月31日、1年生179人を対象にした「ドリームワイドプロジェクト in 秦野」が開催された。この日は西中を含む4地域の中学校が参加し、ヤフージャパンのオンライン会社訪問が行われた。
ヤフーを運営するソフトバンク株式会社の社会貢献事業の一環として行われた授業。昨年7月に末広小学校で行われたペッパーくんから防災を学ぶ授業がきっかけで、ソフトバンクから「こういう取り組みもある」と打診を受けた。
この話を受け、市教育委員会の担当である三平知央さんがICTマイスター(各校でICT教育推進の中心的な役割を担う人材)の会議に提案。西中の吉田翔一教諭が興味を示し、同校が参加する運びとなった。
秦野市では「ふるさと秦野を愛する児童生徒の育成」を目指し、市教育委員会の教育研究事業として研究を行っている。今回の授業は、この中の「ふるさと科」の実証授業としての位置づけとなる取り組みでもある。
各校が紹介動画
当日は西中学校の他に鹿児島県徳之島町の東天城中学校、鳥取県江府町の江府中学校、茨城県石岡市の石岡中学校の生徒も参加。学年主任の谷津裕教諭によると西中ではコロナ禍で中止になった職場体験の代わりも兼ねており、生徒たちは総合的な学習のキャリア教育の中で事前に働くことの意味や職種などについて学び臨んだという。
ヤフージャパン社員の自己紹介のあと各校が学校や地域の特徴、魅力を動画で紹介し、交流を図った。西中学校の紹介動画は、生徒たちが中心になって作ったものだという。
その後、ヤフーが提供するサービス数やインターネットの歴史、会社の概要、主な仕事などを一部クイズを交え説明。コロナ禍前の映像を使い、社員フロアや食堂、マッサージルームなどのフロアを紹介した。
職場環境の変化
場面はライブ映像に代わり、リモートワークでガランとした社員フロアをはじめ、「一人でズームエリア」「チームビルディングエリア」などウィズコロナで様変わりした社内を社員の案内で中継。飛行機通勤も可能な「どこでもオフィス」や「フレックスコアタイム」「副業OK」「課題解決休暇」など、様変わりした働き方などが説明された。
その他、ヤフー社員から様々な話を聞いた他、事前に生徒が投げていた「ヤフーって何?」「ヤフーに入るためには?」「給料や休みは?」などの質問に社員が回答。最後はリアルタイムの質疑応答時間が設けられ、西中の生徒が「やりがいは何ですか?」と質問を投げかけていた。
市教育委員会では、今回の結果をまとめたのち、ICTマイスターに情報を共有し今後のカリキュラム研究に役立てていくという。
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