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公開日:2023.06.30

秦野中RC
初のヤマユリ観賞会
7月9日 一般市民招き

  • ヤマユリの里に咲く(写真は過去/秦野中RC提供)

 秦野中ロータリークラブ(RC)が社会奉仕活動として続けている「ヤマユリの里づくりプロジェクト」。この活動について多くの人に知ってもらおうと7月9日(日)、初めて一般市民を招いた観賞会を開催する。

 「ヤマユリの里」(秦野市平沢2026付近)は震生湖の駐車場近く、ハイキングコースの中間地点にある。プロジェクトのスタート当時、活動の中心を担ってきた柳川賢治さんによると、70年ほど前はヤマユリが自生していたが、近年は里山の荒廃や盗掘者などによりほとんど見られなくなっていたという。こうした中で、自然環境を守ると共に県の花でもあるヤマユリが見られる里づくりを目指そうと、環境条件の調査なども経て、2010年から事業をスタートした。

 ヤマユリの生育には下草刈りや落ち葉かきなど継続した環境整備が必要であるため、年3回、多くの会員らが参加し、整備を実施している。ボランティアも加わり、今年で14年目となった。

「自然環境の保護・整備の大切さ知って」

 「初年度は球根を300株植えると同時に、種も2万粒植えました。ヤマユリは種をまいてから咲くまで4年かかり、さらに発芽率も低く苦労しました」と柳川さん。現在はボランティアの協力で種から発芽させたものを毎年植えるようにしており、7月上旬頃に600本ほどのヤマユリが咲くほどまでになった。

 今年は新型コロナの感染状況も落ち着きを見せたため、自然保護や整備の大切さを知ってもらうと共に、満開のヤマユリを見てもらおうと観賞会を企画。7月1日付で新年度会長に就任する三浦義政さんは「観賞会を通して活動を知ってもらい、みんなでヤマユリを育てていくきっかけになれば。一緒に活動いただける方も募集しています」と話す。

 観賞会は午前10時から11時まで。ハーモニカ演奏なども行われる。車の乗り入れは不可。公共交通機関などの利用を。

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