スペイン・ソリアで開催された「2024スカイランニング世界選手権」(9月6日〜8日)でVERTICAL(バーティカル)女子に出場し、日本チーム史上初の第9位となった池神悠希さん(31・南矢名在住)が9月30日、秦野市役所を訪れ高橋昌和市長を表敬訪問した。
スカイランニングは低高度・中高度・高高度の山岳地帯を駆け登る(下る)山岳スポーツの一つ。現在、50以上の国と地域に国際スカイランニング連盟(ISF)加盟団体が存在し、世界各地で200以上の公式戦が開催されている。
日本では2013年に日本スカイランニング協会(JSA)が設立され、15年から全日本選手権などが行われている。
競技のために秦野へ
池神さんは表丹沢を練習拠点に活動するSC丹沢秦野に所属する選手。東京都東村山市出身で、大学時代は女子駅伝の選手として活躍していた。大学卒業後、マラソン選手として実業団に加入していたが、けがなどが原因で結果が出なかったという。そんな中、練習の一環として山を走ったことがきっかけでトレイルランニングを開始。大会に出る中で、他の出場者から「登りが速い」と褒められたことから、駆け登ることを重視するスカイランニングに出合い、注力するようになった。現在、スカイランニング歴は5年ほど。SC丹沢秦野のある秦野市には21年に越してきて、日頃は南矢名のあべ整形外科でスポーツトレーナーとして勤務している。
世界選手権への出場は今回が初めてだという池神さん。昨年23年に行われた日本選手権で好成績を残したことから、日本チームのメンバーとして選出された。
池神さんが出場したのは、標高差1000mを距離5Km以内で登る短距離種目VERTICAL(バーティカル)(登山競走)。当初は10位以内を目指していた池上さん。見事目標を達成し、同種目で日本チーム史上初の9位の快挙を成し遂げた。30日の市長表敬の席で、池神さんは「ゴールした時は仲間も喜んでくれて嬉しかったけれど、振り返るともっと上位に入りたかったという気持ちが強いです」と感想を話した。今後、来シーズンに向けて調整を進めていくという。
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