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秦野 意見広告

公開日:2025.07.11

市議会議員 吉村慶一 6月議会報告
議会の行政監視機能危うし‼「基本条例」違反の質問時間削減

 わずか年6日の予算・決算審議日を5時に終わらせるため、議員1名あたりの質問時間を60分から45分に減らす「議会基本条例」違反行為が行われようとしています。

 現在24名の議員のうち正副議長を除く22名は、予算決算常任委員会の総務・文教福祉・環境都市の各分科会にそれぞれ7、8、7名所属し、1名あたり60分の持ち時間で質疑をしています。

 従ってすべての議員が持ち時間いっぱいに質疑すると、総務・環境都市分科会では質疑時間で7時間、昼休みなどの休憩と執行部提案説明の時間約2時間を加えて、午前9時開始、午後7時頃終了となります。文教福祉分科会は更に1時間加わって午後8時頃終了となります。実際には分科会座長は慣例的に質疑せず、持ち時間を残す議員もいますので、総務・環境都市分科会は5時前に、文教福祉分科会も6時には終わります。

 しかし、最大会派の志政会から議会の会議時間(原則午前9時から午後5時)を守るために質問を遠慮する議員がいるとして改善の提案が出され、議員1名あたりの質問時間を60分から45分に減らす案が検討されており、9月議会直前の議会運営委員会で結論が出される見込みです。

 秦野市議会の「憲法」にあたる「議会基本条例」は、前文で「議会が市長等の監視及び評価を行う責任」をあげています。質問時間の削減は、すなわち「議会の責任の放棄」です。わずか年6日の予算・決算審議日です。「会議規則」に従って時間延長することがそれほど問題でしょうか。

 議員の質問には市民の皆さんの生活が懸かっているのです。市民の皆さんがこの問題に対し発言されること、そして議長並びに議員諸氏が「議会基本条例」と「会議規則」を尊重することを切に願います。

吉村慶一

秦野市南矢名386-11

TEL:090-9831-8478

k-yoshi@lily.ocn.ne.jp

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