早渕川沿いの中川3丁目付近に植物や花で彩られた散策路「早渕川・老馬谷(ろうばやと)ガーデン」が誕生した。都筑区役所や地域住民、東京都市大学の学生によって整備され、今月1日から一般公開されている。今後は3者共同で管理していく。
現在開催中の「全国都市緑化よこはまフェア」を契機に区内の緑化を推進するため、昨年5月に始動した同プロジェクト。都市緑化を研究している都市大の飯島健太郎教授や学生のほか、中川駅周辺のまちづくりを行う「NPO法人ぐるっと緑道」(塩入広中代表)やボランティアらが協力し、検討から約1年かけて整備が進められてきた。
散策路の延長は約200m。整備前は膝まである雑草地だったため、昨年10月中旬に草刈りを行うところから活動がスタート。抜根や石の除去、天地返しなどの基盤整備が行われ、10月末から植栽作業が本格化。住民が四季折々の草花を楽しめる憩いの場となるよう、クローバーの広場や果樹の植栽、パンジーやノースポールなどの花壇を順次整備していった。
また、都市大生の提案で日本庭園をイメージしたエリアや多肉植物の寄せ植えといった様々なコーナーを設置。多彩な植物を楽しめる工夫が凝らされている。
以降、現在に至るまで、プロジェクトメンバーは足しげく同所を訪れては水やりや見回りに注力してきた。同プロジェクトのために設立された、都市大生の有志約15人からなる「都市緑化研究会」の荒井航太会長(3年)は「作業だけでなく、地域の方との協力も全部が新鮮だった。これから咲く花もあるので、竣工は終ってもも完成ではない。ずっと残せるよう協力したい」と話す。今後は毎月第一(土)と第三(水)を活動日とし植物の手入れを行っていく。
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