寺前の瀬川さん わび・さびとバラの共演 ガーデニングショウに出展
国内最大級のバラの祭典、第14回「国際バラとガーデニングショウ」に寺前の造園業者・瀬川彰吾さん(44)の出展が決まった。同展では毎回テーマに沿って全国トップクラスのガーデンデザイナーが腕を競う。
瀬川さんの出展は今回で5度目。デザイン画と庭のコンセプトを記した書類が審査を通過し出展を決めた。作品タイトルは「薔薇屏風苑(ばらびょうぶえん)」。間口約6mの三角形のスペースで、背景には金の屏風を配置。つるバラが屏風に這う。中心で存在感を漂わせるのは、各地を探し回りやっと見つけたこだわりの松の木だ。
「華やかな洋風のガーデンと日本庭園のわびさびを融合させた」と瀬川さん。桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯の「松林図屏風」に憧れ、「いつか形にしたい」と思っていた庭を、今回具現化する。
バラを多くあしらった可愛らしい雰囲気の庭が多い中、あえて路線の違う「渋め」で勝負。「庭を見ながら心を落ち着かせて、思い出に浸ってほしい」と瀬川さん。「住宅環境で庭の少ない今、花・木の美しさを表現したい」と話した。
制作は会場となる西武ドームで2、3日かけて行う。5月12日(土)〜20(日)(16日は休み)の間展示される。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>