洋光台地区でボランティア活動に取り組む個人や団体の情報交換の場として発足した「洋光台ボランティア連絡会」が、「地域活動ネットワーク 洋光台”わっふる”」として生まれ変わった。5月26日には活動のキックオフとなる交流会が開催され、地域活動に取り組む約30の個人・団体が出席。参加者たちは今後の地域連携に向けて活動紹介を行った。
「地域活動ネットワーク洋光台”わっふる”」は、洋光台地区を中心に、ボランティアや住民の交流促進、地域活性化などの地域活動に取り組む個人や団体によって構成される組織。”わっふる”には、人の輪が「降ってくる」「full(満ちる)」といった意味が込められている。洋光台地域ケアプラザが事務局を務め、参加者による全体ミーティングや交流会、勉強会などの催し、広報誌の発行などを行い、参加者同士のつながり作りや情報交換に取り組む。
同会がめざすのは、洋光台地区で取り組まれている多様な活動が繋がって生まれるコラボレーション企画や情報交換を通じた街の活性化。高齢化が進む同地区で、単身の高齢者なども地域で元気に活動できるよう様々な活動者が連携して地域を支え、安心して暮らせる住みよい街が構築されることを期待する。
5月26日には、活動のキックオフとして交流会を開催。健康づくりや定年後の余暇、地域活性化などに取り組む30を超える個人・団体が出席し、それぞれの活動について紹介を行った。
”ボランティアだけ”を撤廃
”わっふる”の前身は洋光台地区でボランティアに取り組む人やグループの交流を目的に2013年に発足した「洋光台ボランティア連絡会」。活動の中で、参加者の固定化や担い手不足などの課題もあり、同会では活動の幅を広げようと昨年10月、CCラボで地域活動紹介イベント「つながろう 和・輪・環」を開催した。趣味サークルや健康づくり、地域活性化などの活動に取り組むグループなども出展したことで新たな出会いが生まれ、団体同士のコラボレーションが誕生。地域交流サロンを開く「えんがわ」は、洋光台で活動する「フォークの会 アリス」によるステージをサロンで企画し、利用者を楽しませた。代表の大沢みちこさんは「グループも利用者も楽しめた。こうやって地域に知り合いが増えれば、地域が楽しい場所になると思う」と話す。
ボランティア連絡会では、今後こうした連携を増やしていこうと、ボランティアに限らず住民の交流促進や地域活性化に取り組む個人・団体にも対象を広げ、”わっふる”として活動を移行。事務局を務めるケアプラザの担当者は「魅力的な企画が生まれ、地域の中で人の関わりが増えれば、安心して暮らせる住みよい街が築かれていくのではないか」と話している。
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|