桜丘高校出身のプロレスラーとして王座につくなど活躍を見せる KAIさん(本名・境 敦史) 市内在住 31歳
若き力けん引する新王者
○…桜丘高校や保土ケ谷公園で「夢」を追った青年の努力が結実した――。自身が所属する団体のタイトルマッチ・WRESTLE-1チャンピオンシップで人気プロレスラー・武藤敬司選手に勝利し、栄冠を手にした。「嬉しさより責任を感じた。これからは引っ張っていく立場」と早くも王者の風格を漂わせる。
○…中学3年の時、プロレス好きの友人に影響を受けた。初めて生で観戦したそのリングでまばゆいばかりの光を放っていたのが武藤選手。「入場から鳥肌が立ち、言葉にできないかっこよさを感じた」。少年のように目を輝かせながら、自身の源流を語る。
○…「嫌い」だという勉学に励み、進学校の桜丘高校へ進んだ後はアルバイトに汗を流す日々。給料は全て観戦に充てるほどはまったプロレスの世界は高校2年生のある日「憧れ」から「夢」へと変わった。プロレス関連の書籍を読み食事回数を6回に増やし、柔道部にも入部。授業の合間もトレーニングを積み重ね60kgだった体重は卒業時80kgに。「スクワットを1千回とかやっていたんですけど、下校の坂道で脚がぴくぴくして」と笑顔で夢に向かい歩み始めた青春時代を回顧する。卒業後も保土ケ谷公園などで鍛錬を重ねメジャー団体に加入し、23歳の時に武者修行先のメキシコでデビュー。プロレスラーKAIが誕生した。
○…厳しい練習の中、間もなく1歳になる娘との触れ合いが癒しの時間。「家でよく遊んでいる。寝ているだけだったのが、気づいたらもう立てるようになっていて」。愛娘の成長を語るその表情はリング上でのそれとは明らかに異なる。
○…団体の名を冠するベルトを獲得した責任から、世代をけん引する思いが強くなった。若い力を中心としたプロレスの魅力向上のため考えを巡らせる。「目標は後楽園ホール満員」。夢をひとつひとつ実現させてきたからこそ、その言葉に重みを感じさせる。
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