町田の知らない場所を訪れたい記者・ウエタがお届けするこの連載。今回は「武相荘」です。
戦後の新憲法制定に深く関わり、東北電力会長としても活躍した白洲次郎と、美術評論家・随筆家として読売文学賞を2回受賞し、町田市名誉市民第一号になった白洲正子夫妻の旧邸宅である「武相荘」。白洲次郎・正子夫妻は戦中、食糧難を心配して1942(昭和17)年、能ヶ谷の農家を買い取り移住しました。武蔵と相模の国境にあり、名前にひとひねり加えたかった次郎が「無愛想」をかけ、このように命名します。
記者が個人的に衝撃を受けたのが正子の書斎。写真でも少しお分かりになるかと思いますが、本の重さで微妙に棚が歪んでいます。正子は世に多くの著作を残した文筆家でしたが、同時に、大の読書家でもあったんですね。それにしてもこんなにも大量の書物を、本当にすべて読了したのかと疑ってみたくなります……。
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