大和市は市制記念日である2月1日、「(仮称)大和市版オリンピック2018」を開催すると発表した。世界79の国と地域の人が住んでいるという市の特徴を活かし、市民と外国籍の人が参加するスポーツ大会の実施を通じて、2020年東京オリンピックの啓発をめざす。
発表によると市が今回、関連団体と共に開催するのは「(仮称)大和市版オリンピック2018」というイベント。大和なでしこスタジアム(スポーツセンター競技場)などを会場に、18年7月16日の海の日に実施される。
対象となるのは、大和市民と市内外在住の外国籍の人で、種目は50メートル走や100メートル走、走り幅跳び、走り高跳び、投てき競技など、個人陸上競技が中心となる見込み。優勝者や参加者には、賞品を贈呈する予定だという。
市では今回の「市版オリンピック」開催の背景として、外国籍の在住者が多いことを理由に挙げる。
市内には今年1月1日現在で、世界79の国と地域、6008人が居住。市によると、全人口に占める割合は2・6%で、これは県内市町村でも愛川町、綾瀬市に次いで3番目の高さという。
また、18年という開催時期については、「リオオリンピックと東京オリンピックのちょうど中間」と、理由を説明する。
大木市長は記者会見で「市民の皆様と多くの外国人の方が一体となり、東京オリンピックを盛り上げるために」と、開催の意義を説明する。さらに、「健康都市やまと」を掲げる市としては、オリンピック啓発を通じてスポーツの普及を進め、市民の健康向上にも繋げていきたい考えだ。
「五輪」使えない可能性も
市の担当課によると、「オリンピック」の名称は、サブタイトルとして使用することはできるものの、メインタイトルとして使えるかどうかは「確認中」としている。また、開催費用について、市の予算のみで実施するのか、オリンピックと同様に寄付を募っていくかについても「現時点では決まっていない」としている。
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