ピアノを被災地へ 釜石市内の仮設住宅へ寄付
中新田の海老名カイロプラクティックセンターの三田村真希院長が、1月16日(月)と21日(土)に岩手県釜石市内の仮設住宅にピアノ2台を寄付することが決まった。
三田村さんは震災直後から被災者支援のため毎月被災地を訪れ、衣料品からストーブにいたるまでさまざまな支援物資を届けてきた。そうした活動を続ける中、施術に通う患者のクラシックバレエ教師から「使っていないピアノが2台あるので、被災地へ贈りたい」と昨年9月に申し出を受けた。
三田村院長は支援活動を通して知り合った、釜石市内に暮らす音楽教師の山崎詔子さんに相談。すると津波でピアノを家ごと流されて以来、ピアノを弾けることを半年間待ち望んでいた生徒の母・前川智子さんを紹介された。前川さんの娘・亜希さんは「いつになったら弾けるの」と母親に気を使いながら聞いていたという。
さらに山崎さんのもとに震災前、コーラスをしていた田中シマ子さんから「もう一度活気を取り戻したいので、ピアノがないか」という相談が舞い込み2台目の届け先も決まった。
届け先が決まったものの、問題となったのは輸送費。そこから患者や支援者からの寄付、さらに寄付された衣料品などを販売し地道に輸送費を集める活動を展開した結果、今年に入り目標の12万円に到達した。
三田村さんは「クリスマスまでに届けたいと思っていたが、やっと届けることができる。このピアノで皆さんが少しでも元気になればうれしい」と話していた。
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