厚木・愛川・清川 政治
公開日:2013.09.20
公立保育所が民営化へ
厚木市 実施計画を策定
厚木市は、公立保育所の民営化に向けた具体的な方法やスケジュールなどをまとめた、「厚木市立保育所民営化実施計画」をこのほど策定した。市内に6園ある公立保育所のうち、2015年4月に先行して「もみじ保育所」(市内松枝)を民営化する。
公立保育所の民営化に向けた検討は、07年から始まった。12年2月には「厚木市立保育所在り方等検討委員会」が設置され、すべての保育所を民営化の対象とし、実施するよう提言。市はこれを受け、13年4月に基本計画を策定していた。
今回の実施計画では、民間に移管する保育所として、中心市街地に位置する「もみじ保育所」と「厚木保育所」(市内中町)を選定。もみじは15年4月の民営化実施を予定し、厚木は中町2―2地区周辺整備事業の進捗状況を踏まえ時期を判断する。「相川」「小鮎」「玉川」「南毛利」の4園については、時期は未定だが将来的にすべての公立保育所を民営化する。
民営化の方法は「民設民営」方式を採用。保育所用地は民間に無償貸与され、建物は原則有償譲渡となる。市は今後、特定委員会を設置し、公募条件等を検討。遅くても来年2月までに移管先の法人を決定し、14年度の1年間をかけて引継・合同保育を行う。
市保育課は、民営化するメリットとして多様化する保育ニーズに迅速に柔軟な対応ができる点をあげる。また、国・県の補助金が活用できることから、6園すべて民営化した場合、約3億6千万円の財政効果が見込めると試算。これを新たな財源として他の子育て支援に充てることができると期待している。
同課の飯塚尚課長は「いかに安定的な運営ができる法人に手をあげて頂いて、移管できるか。安心できる法人に引継ぎをしていきたい」と話した。
開会中の市議会9月定例会には保育所を公設公営で存続を求める陳情が提出されていたが、付託された9月13日の市民福祉常任委員会では不採択と決まった。
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