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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2014.10.17

戸室地区に県奨励賞
防犯活動に高評価

  • 児童を見守る「愛の目運動」

 戸室地区防犯連絡協議会(岩渕金吾代表・会員数60人)が10月9日、神奈川県の「犯罪のない安全・安心まちづくり奨励賞」を受賞した。市内では5団体目で、同会の県表彰は初めて。

 この表彰は、見本となるような社会への貢献度の高い防犯活動を行う団体・個人に贈られる。同会は戸室地区にある団体と連携した活動や、2009年に市内民間で初めて青パトを導入したことなどが評価された。

 同会は05年、同時期に他県の児童が被害者になった事件をきっかけに、「地域の子どもを守ろう」と通学児童の見守り強化を中心に発足。戸室地区の7自治会と老人会、青少年健全育成会、交通安全母の会、子供育成会などの団体で構成され、防犯パトロールや振り込め詐欺の注意喚起などを日常的に行っている。

 活動の一つ、愛の目運動は、戸室小学校の児童の登下校を見守ろうと、開始して10年目。週に1回、ボランティアが通学路の交差点に立ち、「おかえり」「危ないよ」などと声をかけ、児童を見守っている。この運動の世話役、三谷育弘さん(84)は、「子どもと接すると年を忘れて、いい運動にもなる。こちらも楽しみ」と表情は柔らかい。

 岩渕代表(75)は、「振り込め詐欺防止などに課題もあるので、受賞を励みに今後も活動を続けたい。南毛利地区内の防犯の刺激にもなれば」と話した。

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