逗子・葉山 社会
公開日:2017.05.26
海原をゆらり
葉山沖にウミガメ
葉山町の芝崎海岸沖でアオウミガメが目撃された。一色の「ダイビングショップナナ」のスタッフ、永橋麗良さん(24)が19日、発見し撮影。葉山の沿岸でアオウミガメが目撃されるケースは珍しいという。
永橋さんによると発見されたのは海岸からほど近い浅瀬で、水深1〜2mのポイント。体長1mほどの個体で、ゆったりとした動きで沖へと向かっていったという。「まさか葉山の海でウミガメを見かけるとは思っていなかったので驚いた」と永橋さん。同店オーナーの佐藤輝さん(41)も「10年来毎日のように葉山の海に潜っているが、見たことがない」と話す。
アオウミガメは熱帯から亜熱帯にかけての水深の浅い沿岸域に生息。日本では小笠原諸島や南西諸島を主な産卵場にしている。植物食傾向の雑食性で、海藻や藻などを餌にしていることから、佐藤さんは「この時期は浅瀬ほど多くの海藻が茂っており、それを目当てにやってきたのかもしれない」と推測している。
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