県立大船高校の積田(つみた)由依さん(1年)が、インターネット検索サイトのGoogle(グーグル)が主催する同社ロゴのデザインコンテスト高校生の部で代表作品10点のうちの1つに選ばれた。募集テーマ「わたしも発明家」に対し「ひらめきの瞬間」をユニークに切り取り作品に仕上げた。一般投票の結果と審査員審査で12月1日に各賞が決定する。
同社のHPロゴ「Google」の文字は祝日や記念日などに、その日にちなんだデザインにアレンジされることで知られる。同コンテストは小学校低・高学年、中学、高校の部門でロゴデザインを募集し、独創的なアイデアを集めようというもの。全国から10万点以上の作品が集まる。5回目を迎えた今回のテーマは「わたしも発明家」。審査員が各部門で10作を代表に選び、一般投票(11月20日に終了)を経て、12月1日の式典で各賞が決まる。1作に与えられる最高賞「グランプリ」受賞作は同社HPのトップ画面に1日掲載される。
積田さんの作品は「将来の発明品」というタイトル。発明品をひらめく瞬間を描いた。アピールポイントは背景の「缶から飛び出す液体のカエル」や「雲の蛇口から出る虹」などオリジナリティ溢れる表現。「Google」の文字は脳のしわで表現した。「脳に見えなくてはダメだし、写実的すぎても作品イメージに合わない」と描き方のバランスに苦労したという。積田さんは「早い段階で構想は浮かんだが、イラストに落とし込むのが難しかった。完成させるのは大変だったけど納得の仕上がり」と語る。10月に朝のホームルームで代表作品に選ばれていることを聞き、「最初はびっくりした。友人や先生たちが喜んでくれているのが嬉しい」と話す。作品は同コンテストHPで閲覧できる。
3年連続の快挙
同校では、一昨年から美術の浅野操教諭の指導によって夏期の課題として同コンテストに取り組んでいる。昨年は加藤鮎美さん(当時2年)がグランプリに輝き、一昨年は三船亜子さん(当時1年)が高校生部門最優秀賞を獲得した。今回も積田さんの他にも3人が入選40作に入るなど、存在感を示している。
浅野教諭は「1年生から3年生まで100作品ほどを応募したが、どれもアイデアが詰まった面白い作品だった。生徒が社会とつながる機会となり、ものづくりの素晴らしさも感じてもらえたら」と語った。
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