鎌倉を美しくする会(高田晶子代表)は2月3日、県立七里ガ浜高校の生徒らと共同で鎌倉プリンスホテル駐車場擁壁の落書き消しを行った。
これは、同会が2002年から続けている落書き防止活動の一環。当日は高田さんや同校1年生の生徒15人のほか、擁壁の管理をする県藤沢土木事務所の職員らが参加し、「POW」などと書かれた落書きの上からペンキを塗った。
参加した野球部の鈴木尚さんは「身近なところに落書きがあったと知らなかった。人の迷惑になる落書きはやめたほうが良いと思った」と語る。
高田さんは「若い人が参加してくれてうれしい。これをきっかけに、街の美化に興味を持ってくれれば」と話した。
8割は常習犯
02年から落書き(貼紙)の消去と防止活動を行っている同会。09年以降は市と月毎の落書きデータを共有しており、「市内の落書き被害の8割は1人の常習犯によるもの」と高田さんは指摘する。
昨年11月末から1月24日までの期間だけでも、関谷や腰越・由比ヶ浜海岸擁壁など市内各地で常習犯によるとみられる同一の落書きが発見された。
県藤沢土木事務所道路維持課は「頻繁に書かれるポイントは落ちやすくするコーティングをするなどの対策があるが、費用が高いのが難点」という。
高田さんは「落書きはその街の治安のバロメーター。犯人が捕まるまで活動を続けたい」と話した。
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